24冊目はアレクサンダー・ロイド博士著、桜田直美訳、SBクリエイティブ出版
「潜在意識」を変えれば、すべてうまくいく です。
私はときどき イライラする、気分が落ち込む、行為(飲酒・カフェイン)に依存的になる事があり、その原因が何なのか考えていました。
そんな中、TFTという治療方法を知り実践してみました。不思議な事に、すぐに気分がよくなりイライラや気分の落ち込みが少なくなりました。驚いたことに、長年悩まされていた依存行為(飲酒・カフェイン)が減りました。
まだ実施して10日ほどですが、自分の中では明らかに変化がありました。
たった5分、1回です。
そんな経験もあり「潜在意識」を意識し、この本が目に留まりました。
「潜在意識」を利用し、自分の人生をより良い方向に向けることができるのではないかと考えました。
アレクサンダー先生は医師ではなく、心理学者です。
人生を今より良くするためには「行動」をしないといけません。
しかし、その「行動」ができないので皆さん悩むのです。
「行動」を妨げている感情が「恐怖」です。
「恐怖」という感情を引き起こしている源が「潜在意識」ということです。
「潜在意識」の力は「顕在意識」の力よりも強力です。
両者が戦えば必ず「潜在意識」が勝ちます。
この本のポイントは、「潜在意識にある恐怖を愛と真実に変えることができればおのずと人生は良い方向へ向かう」ということです。
外の環境(人間関係、お金、名声、健康)を変えたいと思うのなら内の環境(心の安定、充足感、喜び、愛)を変える事が先だということです。
ほとんどの方はこれと逆のことを行おうとして、ストレスを感じ、悩むのです。
依存症の方は心に孤独や不安・恐怖があるから、依存症になるのです。
アルコール依存症の方の治療は断酒ではありません。不安と孤独を取り除くことなのです。そして健康を手に入れるということが正しい順番なのです。
アルコールをやめれば、安心するわけではないのです。順番が逆です。
この本は内の環境をどう変えるかという方法論も書いてあります。
このことを知っている方と知っていない方で人生は大きく変わるのではないでしょうか。
非常に学びになりました。