13冊目はサンキュータツオさんのヘンな論文です。
サンユータツオさんはお笑い芸人です。
おもしろそうな本を見つけに書店をぶらついていていたところ見つけました。
ホームランでした。たまたま拾った石がダイヤだった感じです。
おもしろすぎて、家では声を出して笑いながら読み、スタバではニヤニヤして読んでいました。声を出すほど笑いながら読んだ本は今まで2冊ありますが、もう1冊は三島由紀夫の「不道徳教育講座」という本でした。
「論文」と聞けば堅ぐるしくつまらないものというイメージですが、世には面白い研究をしている人がいるんだなと感心します。「浮気男の頭の中の研究」や「おっぱいの揺れとブラのずれ」といった誰にも知られずに読んでみたいものから「コーヒーカップの音の科学」といった「?」なものなど13本あります。
どれも物語があり、研究者の熱意を感じ、ドキュメント映画ができるのではないかといった世界が1本1本の論文の奥に広がっています。
もちろん論文ですので、学会や大学でちゃんと査読を受けて世に出てきているものです。
コラムもためになるものが多く「論文とは?」「研究とは?」といった知っているようでちゃんとは知らない解説もありためになります。
研究の出発点は「なぜ?」であり、そこに研究者の「どうしても気になって眠れない」が加わり研究が開始します。「どうしても気になって眠れない」というのが研究者の「志向」なのです。
読み終わったらすぐに、「もっとヘンな論文」という続編をアマゾンで買ってしまいました。