漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

子供が育つ魔法の言葉

58冊目はドロシー・ロー・ノルト著、石井千春/武者小路実昭訳の

「子供が育つ魔法の言葉」です。

 

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

 

 

 

一番、心に残った言葉は

「子育てとは待つこと」、です。

 

これに尽きると思いました。

ついつい親の都合に合わせてしまいます。

 

食事、片づけ、勉強 など。

 

どれも「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」と言ってしまいます。

これらを待つことができるでしょうか?

 

子供たちを見ていてわかった事ですが、大人は食事、片づけ、勉強の仕方がわかります。

 

でも子供はそもそもやり方がわからないのだと思いました。

「食事をちゃんと、何時までに食べなさい」と子供が言われても

なぜだかわかりませんし

どうやって食べればいいのかわかりません。

なぜ残してはダメなのかもわかるはずがありません。

 

具体的に、やらないといけないことを分解して説明しないとわからないのは当たり前だと思います。

 

しっかりと子供がどこまで理解していて、どこからが理解していないのかを観察しないといけません。

 

待たないと見えてきません。

そして具体的に伝えるという事です。

 

120ページほどの短い文章です。

自己反省しながら読みました。