不眠を東洋医学の視点から考えてみたいと思います。
不眠症、つらいです。
私も不眠症ぎみなのでつらさがわかります。
東洋医学では不眠の原因をどのように考えるのでしょうか?
大きく分けて、5つで考えます。
1.心脾両虚(しんぴりょうきょ)
2.心腎不交(しんじんふこう)
4.痰熱内擾(たんねつないじょう)
5.胃気不和(いきふわ)
です。 専門用語がでてきますが簡単に説明してみます。
1.心脾両虚
気力がなくなり、眠れないパターンです。
鬱っぽい人の不眠です。
動悸がしたり、食欲が落ちたりします。
2.心腎不交
ご高齢の方や
労働や精神的ストレスで「気」を消耗しすぎた人に起こります。
特徴は胸がそわそわしたり、手足が火照ったり、寝汗をかいたりします。
水をよく飲んだりします。
イライラしている人の不眠です。
4.痰熱内擾
身体に熱がこもってしまって眠れない人です。
余分な水分があり、それが熱を持った状態です。
上の3つに当てはまらないときにまず考えます。
わかりやすい例でいえば、
カフェインやアルコールの影響ととらえてもいいと思います。
5.胃気不和
簡単にいえば食べすぎです。
今も、昔も不眠の原因は変わらないのだと思います。
現代に特徴的なのは
4.痰熱内擾なのかなと思います。
また知的労働が多いので
2.心腎不交よりも
これが東洋医学でいう証です。
みなさんはどれに当てはまりますか?