シェークスピアの四大悲劇の一つです。
「マクベス」の超簡単なあらすじは・・・
舞台:中世スコットランド
重要サブキャラ:
ダンカン王(スコットランドの王)
3人の魔女(出自不明)
ストーリー:魔女とマクベス夫人にそそのかされたマクベスがダンカン王を殺し王位に就く。しかし、今度は自分が殺されるのではないかとガクブルし周囲を粛清し始める。最終的にマクベス本人が粛清される。
メッセージ:こうして人は失敗していく(悲劇)
ものすごくざっくりまとめてみました。
マクベスさんはなぜ失敗したのか。
成功法則の本質本であるスティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」でひも解いてみたいと思います。
第1の習慣:主体的である
→ 自分のうちから出てきた感情ではなく、魔女(周囲)や妻(利害関係者)の言葉に従って全然主体的でなかった。
第2の習慣:終わりを思い描く事から始める
→ 自分が味方に殺されるのではないかという終わりを思い描いています。問題はネガティブな最期を思い描いていることです。
第3の習慣:最優先事項を優先する
→ 最優先事項が粛清になってしまっています。
第4の習慣:WIN-WINを考える
→ すべての人との関係がWIN-LOSEとなっています。
第5の習慣:まず理解に徹し、理解される
→ 相手を理解しようとはしません。理解しようとする事は「3人の魔女の予言」だけでありそれも勝手な解釈をします。人の話をききません。
第6の習慣:シナジーを作り出す
→ 1+1=2以上がシナジーですが、1+1が1以下になっています。恐怖と不安に心がとらわれてしまいます。
第7の習慣:刃を研ぐ
→ 王位につくまでは、武将として勇敢であり信頼を得ていました。武将としての刃はといでいたのでしょう。王位についたら、王としての刃を研がないといけなかったのに一つも行いません。
というわけで失敗してしまいました。
マクベスは実在の人物と言われており、歴史上は偉大で善政を敷いた王であったといわれています。
マクベスさんの栄誉のために付け加えておきます。