91冊目は 甲田光雄さんの「あなたの少食が世界を救う」です。
甲田さんは医師であり、少食により健康になるといいます。
一言でいえば現代は「食べすぎ」ということです。
「食べすぎ」のために様々な病気が発生しているということです。
古くから「腹八分目に医者いらず」と言われています。
古代中国の文献にも、「腸をきれいにすれば病にならない」と書かれています。
元気を出すために、スタミナがあるものをたくさん食べる事があります。
しかし、たくさん食べるということは胃腸をたくさん使うということで
そのぶんエネルギーがいります。
消化吸収し、代謝するエネルギーです。
人は病気になると、食欲が低下します。
それは、消化吸収、代謝するエネルギーを節約します。
その分のエネルギーを戦闘(免疫賦活、病原菌との闘い)へ向かわせます。
人体を再生・再生産させるにもエネルギーがいります。
「食べすぎ」は治癒力を低下させます。
人の食欲はものすごいものがあり、食べないということはできません。
食事をするとドーパミンが放出し、幸福感を感じます。
我々はドーパミンに動かされているといっても過言ではありません。
食事を控えるとその反動で、過食になります。
その反動こそが、ドーパミンを大量に出しているからです。
美食家(食事に最も価値を置く人々)の気持ちもとても分かります。
経済最優先の現代においては、1日3食食べるという事は当たり前になっています。
またカロリー優先主義があるので、1日何キロカロリー取りましょうと言われます。
私はここには疑問を感じています。
人間見た目だけでも様々なのに、摂取カロリーだけが一緒なんてことがあるのでしょうか?
1日1食で体調がいい人
1日2食で体調がいい人
1日3食で体調がいい人
人それぞれなんじゃないかなと思います。
自分のベスト食事摂取方法を探してみるのも面白いかもしれません。