86冊目は小宮一慶さん著の「日経新聞の数字がわかる本」です。
約10年前の2009年の出版です。
日経新聞の景気指標欄をどう読み解くか、かなり詳しく説明されています。
経済を勉強したい人におすすめで、ほかにここまで詳しく書いてある本はないのではないでしょうか。
さらに非常にわかりやすいです。
経済ど素人の私でもかなり理解できました。
日本だけではなくアメリカ・EU・アジアの経済指標も日経新聞には載っているようで
それも解説されています。
ちょうど10年前はリーマンショック(2018年秋頃)が起きた時です。
その時に、日本の雇用の数字や消費者物価、在庫、金利がどう動いたか?
合わせてアメリカのそれらの数字はどう動いていたのか?
経済指標の解説だけではなく、パート2には実践編があります。
ここでは、どの経済指標が動くと景気が上向きになっているのか?
それとも下向きになっているのか?
読み解き方も説明されています。
先日 アメリカの雇用統計が発表されました(第一金曜日の午前30分には発表される)。
全国ニュースやNHKニュースでもいつも流れます。
なぜ様々な経済指標があるなかで、アメリカの雇用統計がそんなに大切なのか?
本書を読み理解できました。
私たちが普段何気なくニュースで聞いている経済指標
(GDP・消費者物価指数・有効求人倍率・機械受注・新車販売台数・新築住宅着工数)
がまとめて載っています。
一つ一つは調べればわかりますが、どう関連しているのかは本書を読むとより理解できます。
明日から、新聞の経済欄を読むのが楽しみになりました。