レオナルド・ディカプリオ主演のFBI初代長官の伝記物語。このジャケット、いい顔してますね。
ハリウッド映画には欠かせないFBI。初めから、絶大な権限を持っているわけではなかったんですね。どのようにFBIが権力を得ていくか。
歴史的事件でFBIが活躍することで、その重要性を国民が理解していきます。
FBIの前身が司法省捜査局というらしく、その時代には連邦の捜査権限は限られていました。FBIは連邦法違反を捜査する機関ですが、発足当時は武器の携行も誘拐犯を逮捕する権限もなかったようです。現在のFBIのイメージとはだいぶかけ離れています。
1919年に共産主義者らによるテロが頻発し、要人も次々に狙われ、司法省の捜査局長官のパーマー長官の家も爆破されます。ブチ切れたエドガーは共産主義者を大量逮捕・大量国外追放とします。まずは国外追放をするという権限を得ます(発足当時は危険人物を国外追放する権限を持っていなかった)。共産主義思想は国を破壊する恐れがあったのですね。
共産主義の脅威が去ったあと、次に大きな事件はリンドバーグ(人類初、大西洋無着陸飛行をした人)の長男誘拐と殺害事件でした。州警察では犯人逮捕に至りませんでした。そこでFBI。FBIは科学的操作法を導入し、見事に犯人逮捕します。
徐々に国民の信頼を得て、FBIはアメリカの子供たちのヒーロー(憧れの的)となっていきます。
順調に成長していったFBIですが、エドガーは48年間FBI長官の座につきました。大統領さえも逆らえなくなっていきます。日本でえば○ベ○ネさんみたいな存在でしょうか?
なぜ逆らえないのか?大統領の個人的な弱みを極秘ファイルとして保管していました。
権力を強大にしていくということは、きれいごとだけでは出来ない事がわかります。
なんらかの揺さぶりや脅迫を行い、自分の有利に話を進める。そして取引する。
自ら権力の座を降りようとはしません。
同性愛者であったという噂や母親を溺愛する姿、発語障害があった事など、エドガー自身の個人的な事情も描写されます。
伝記ものの面白いところは、歴史的背景を深く知ることができるだけではなく、その人物との距離が一気に縮まるところですね。弱みや負い目を持っており、決して順風満帆ではない人が多いです。FBIを見る目が変わります。
ただFBI長官に興味があったというよりレオナルド・ディカプリオ主演の映画を探していたら見つけました。レオ様の映画はどれも面白いし、かっこいいですね。
【レオナルド・ディカプリオ主演のおすすめ映画】
若き日のディカプリオ主演。薬に溺れていく若者。これで一気に好きになりました。
レヴェナント
アメリカの西部開拓時代。本物のクマとの戦闘シーンや馬の体の中に隠れるシーンは強烈。没入感がすごい映画。永遠に残る名作です。これでレオ様はアカデミー賞を取りました。
他人の夢の中に潜入し記憶を操作しちゃいます。渡辺謙さんとコラボ。ナベケン渋すぎ。
統合失調者をリアルに描いた名作。こういう風に世界が見えているのか。
金の亡者。v( ̄Д ̄)v イエイ。パーリーピーポーになってます。
華麗なるギャッツビー
孤独な金持ち。恋愛は下手。嘘でのし上がる。昔、ホラッチョってあだ名のコメンテーターがいたことを思い出した。
レオナルド・ディカプリオなら何でも面白いです。