重松清さんの「ビタミンF」を紹介します。
30代後半の様々な男性を主人公とした短編7編からできています。
背表紙に
人生の中途半端な時期に差し掛かった人たちに贈るエール
とあり、ついつい買ってしましました。
基本的に妻・子供と過ごしている典型的な家庭でおきる家族の問題を題材にしてます。
いじめ・離婚・不倫・子供の反抗・親との関係などを中心に据えて物語は展開しています。
他人の家を覗き見ているような感覚です。
2000年頃に書かれています。
基本、妻は専業主婦で夫は残業が多く帰りが遅いです。
妻との関係に悩み
子供との距離感に悩み
年老いていく親との関係を見直し ています。
1篇1篇、アクは強くなく さらさらと読めます。
内容も重いものはありません。
なんか、30代後半の悩みを7つ並べられて共感するものが多かったです。
40代、50代になるとどんな悩みがでてくるのだろう?
って思いながら読みました。