100de名著ブックスのアランの「幸福論」を紹介します。
世界には3大幸福論という哲学書があり
その一つがアランの「幸福論」です。
以前 ラッセルの「幸福論」を紹介しました。
ラッセルは外に目を向けることで幸せを得ていくという考えでした。
幸せをつかみ取る!という感じです。
行動する哲学者と言われていたように、とにかく動きます。
「動」の哲学者と言えます
アランはどちらかというと、「静」の哲学者だなと思いました。
幸せは心の持ちようという事です。
有名な言葉に
人は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。
というのがあります。
まさにアランの考えを一言で言い当てていると思います。
良い天気を作り出すのも悪い天気を作り出すのも私自身なのだ
いい言葉です。
不幸の原因は自分自身であるとも言います。
でも多くの人はそれを認めません。
認めたくないのです。
人は意識しなければ不安、不幸の方に引っ張られて行きます。
努力して、幸福にならないといけないと。
意識や思考を変える事も努力です。
般若心経の絶対的なものは何も無いっていう考え方にも似ていると思います。
心を作り出しているのは自分以外いないのですから。
私はアランの幸福論が好きです。
でもラッセルの動の幸福論も挑戦しないといけないなとは思います。