ラッセルの幸福論を紹介します。
100分de名著で紹介され、小川仁志さんがナビゲーターをしてました。
幸福論を書いた方はたくさんいますが
世界3大幸福論というのがあるみたいです。
ラッセルの「幸福論」
アランの「幸福論」 です。
知りませんでした。
ラッセルはイギリス貴族出身です。
98歳まで生きました。
亡くなるまで現役であったようです。
ラッセルは幸福をどう考えたのでしょうか?
「外に目を向け、行動をすること」が幸福につながると考えました。
幸福を考える前に不幸とはなにかも考えます。
不幸の最大原因は「自己没頭」であるといいます。
自己没頭とは自分の殻に閉じこもってしまうということです。
自己没頭には3つのタイプがあるといいます
1.罪びと
2.ナルシシスト
3.誇大妄想狂 です。
もう少し具体的にいうと
罪びと→道徳に縛られてしまっている人
ナルシシスト→承認欲求が強い人
誇大妄想狂→権力や恐怖を魅力や愛よりも重要視する人 です。
なるほどです。
自己没頭以外にも8つほど、不幸の原因を挙げています。
そしてその8つの不幸の原因に対してどう行動すると幸せになるのかを一つ一つ提案しています。
印象に残ったのはその中の一つで「被害妄想」です。
人が望んでもいない親切を行い、感謝されないことにあきれている人です。
「あなたが思っているほど、人はあなたには興味はない」という言葉です。
とてもはっきり言うなと思いました。
が、真実であるような気もします。
たいていの人は、自分が中心で世界を考え、他人には本当の意味での興味は少ないと思います。
そのように前提を設定することで
人目を気にせず行動するということができるようになります。
これは明日から使える考え方だなと思います。
ラッセルの幸福論は「幸せをつかみ取る」という考えが大前提にあります。
私の幸福論は「幸福になる」ではなく「幸福である」と思う事なのでラッセルとは意見が違います。
様々な哲学者や思想家、心理学者が幸福をどう考えていたかを比べてみる作業はとても楽しいです。
もっといろんな方の幸福論を読んでみたいと思います。