101冊目は 御手洗昭治さん著 「ドラッカーとシェイクスピア」です。
ドラッカーの考えに少なからず影響をあたえているのではないか。
斬新な切り口です。
シェイクスピアの事もドラッカーの事もよく知っていないと書けない一冊です。
本の構成がとてもシンプルで、簡潔にまとめられています。
目次は次のようになっています。
1.シェイクスピアの生涯
2.ドラッカーの生涯
シェイクスピアの事もまったくわかっていませんでしたが
全く知らない人にも分かるように、説明されています。
シェイクスピアの事もドラッカーの事も名前くらいしか知らないという人にはとても良いと思います。
なぜここまで2人とも世の中に名を遺すことができたのか。
それは「人間とは何か?」を真剣に考えた2人だったからではないかと思います。
私たちの心に響く理由はなんなのか、考えてみました。
哲学も「人間とは?」と考えますが、2人は違います。
人間の 愛情・嫌悪・嫉妬・軽蔑・尊敬・羨望などの感情を人付き合いを通して
劇で表現したのがシェイクスピアで
組織のマネジメントに生かしたのがドラッカーではないかと思います。
人間の感情はどう動くのか。
きっと古今東西、それは変わらないのだと思います。
色々な感情を熟知したうえで、2人が最高の感情に位置付けているのが
「愛」ではないかと思います。
人間としてのシェイクスピアとドラッカーをもっと知りたくなりました。