93冊目は 岸見一郎さんの「「今ここ」にある幸福」です。
岸見一郎さんはNHKの「100分で名著」のアドラー著「嫌われる勇気」の指南役として初めて拝見しました。
哲学者です。
まさに考えが衝撃的でした。
コペルニクス的転回ともいえる心理学でした。
アドラー心理学を学ばれた岸見一郎さんが自らの言葉で書いた幸福論といえます。
岸見さんが考える幸福とはなにか?
タイトル通りですが、幸福とは「今ここにある」という事です。
探すものではないと。
このことに気づくと 一瞬でこの瞬間にだれもが幸せになれるのです。
人生の目標を成功にすると、時に苦しくなります。
成功するまでの努力は大切ですが、成功するまでは幸福ではないと思いがちになります。
人生の目標を幸福にすると、今すぐにでも幸福になります。
幸福はまったくオリジナルなものなので、自分が幸福と思えば幸福なのです。
「感謝」をすることで幸せな気持ちになります。
幸福だと思っている人は、周囲の人に良い影響を与えます。
岸見さんは、幸福は外に現れるというのです。
機嫌がよい事
丁寧な事
親切な事
寛大な事 です。
寛大な事とは他人の価値観を理解することだといいます。
幸福オーラを自分の外に漏らし、他人に幸福感を与える。
それは最高の生き方だと思います。