コラム⑲はカフェインについて書きたいと思います。
約3週間カフェインをほぼとらず生活してみました。
体調の変化について、皆さまの参考になればと思います。
私は大変コーヒーが好きで、1日3-4杯のコーヒーをマグカップで飲んでいました。
100㏄中、カフェインが60㎎として計算すると
マグカップを200㏄とすると1日に360㎎から480㎎のカフェインをとっていました。
特に体調が悪いわけでもなく、習慣として当たり前に飲んでいました。
ふと、カフェインをやめたらどうなるのだろうかと思いやめてみました。
減量することなくいきなりやめました。
すると
頭痛・眠気・気分の落ち込み・やる気の減退が起きました。
耐え切れず、コーヒーをのむと気分爽快になりました。
その時、「これはヤバいんじゃないか?」とおもいました。
摂取しないと、体調が悪くなるって何かに似ていると。
覚せい剤です。
それからカフェインについて調べました。
東洋医学を専門としているので、患者さんに正しい知識を伝えたいと思いました。
そして実体験として、脱カフェインをしてみる必要があると。
いきなり中断すると、体調がとんでもなく悪くなったので、徐々に減らしていきました。
脱カフェインして3週間。自分ではもうカフェイン依存生活には戻りたくなと思えるほど体調が変化しました。
まず、睡眠の質が向上しました。熟睡感があり途中で目が覚める事がなくなりました。
2番目は精神的に安定をしました。不安感や緊張感、焦燥感といったものが減りました。
仕事をするとき、よしコーヒーのんで気合入れよう!としていましたが、やめてからは気合を入れよう!などと、思わなくてもすんなり仕事ができるようになりました。
気分の上下が減った感じです。
集中力もあがり、午後の眠気がなくなりました。
3番目は首や肩の凝りが減りました。やめた直後は頭痛がでましたが、そのあとは頭が軽くなり頭が重いなという感覚がなくなりました。
4番目はトイレに行く回数が減りました。
睡眠改善と精神安定効果には本当に驚きました。
カフェインは鎮痛効果と血管収縮効果があります。これはロキソニンと一緒です。
頭痛の原因ですが
カフェインをやめたことで血管拡がり、周囲の神経を刺激して頭痛がでていたものと思われます。それも2日ほどで治ります。
脱カフェインをしてからも、時々コーヒーを飲みます。
ただ、ちゃんと薬理学的効果を意識してとるようにしています。
本当に気合を入れたいとき、頭の回転を速めたい時、疲労がたまった時などです。
コーヒーは大好きです。
依存ではなく、適切に楽しみたいと思います。