81冊目は、日経不動産マーケット情報 編
「不動産テック 巨大産業の破壊者たち」です。
不動産テックはバズワードになりつつあるという事ですが、
私は初めて聞きました。
金融の不動産バージョンが「不動産テック」という事になります。
新技術の登場で不動産業界はどう変わってきているのか。
データを豊富に使い、解説しています。
新技術を使い、不動産業界を脅かしているのがスタートアップ企業です。
スタートアップ企業とは新たな価値創造を目指している企業です。
必然的に年齢が若く、デジタル技術に抵抗がない世代です。
ミレニアル世代とも呼ばれます(私もぎりぎりミレニアル世代です)。
貸主・借主のマッチングビジネス
シェアオフィスビジネス
IoTを使った住宅ビジネス
クラウドファンディングビジネス
自動運転ビジネス
など内容は豊富です。
不動産業界はルールがあるようでない世界のようです。
不動産情報は外にはなかなか出てこないようです。
慣習にそって、不動産業界内での暗黙ルール(明文化されていない)があるようです。
そこをつつくわけなので、既存勢力にとっては脅威となるわけです。
とらえ方を変えれば、だからこそビジネスチャンスがあるのでしょう。
シェアオフィスビジネスの章は参考になりました。
なぜなら、妻がシェアオフィスのコミュニティーマネージャーをしていたからです。
妻に仕事内容を説明されるのですが、なにを言っているのかよくわかりませんでした。
既存にはない、新しい職種だったからです。
本書を読んで、やっと妻が何をしていたかがわかりました。
どうも自分は活字で説明されたほうが理解が深まるタイプなようで
現時点での社会的位置づけと、今後の見通しがぼやっと分かった気がします。
時代がダイナミックに動いているのを感じます。
自分は周回遅れで、新技術を使っています。
是非本書を手に取って、新しい時代の波を感じてみてください。