79冊目はジム・ロジャーズ著、大野和基訳の
「お金の流れで読む日本と世界の未来」です。

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)
- 作者: ジム・ロジャーズ,大野和基
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 新書
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ジム・ロジャーズはウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び
「世界3大投資家」の一人です。
日本とアジア各国向けに書かれました。
インタビューの文字起こしです。
ジム・ロジャーズは学生時代を歴史学を学んでいます。
お金の流れも、歴史を学べばおのずと見えてくるといいます。
日本の未来を憂いています。
子供の数の減少、高齢者の数の増加がその理由です。
移民受けをしないという選択をすると、縮小していくしかありません。
閉じた国は滅び、開いた国は繁栄する と歴史は教えてくれます。
繁栄している国は外国人を欲しがるもの、といいます。
社会保障費の増大と、日本政府の借金の増大は国を滅ぼしかねません。
もう、若者世代がツケを払い始めています。
医療・介護・製薬業界は国民の払った社会保険料という名の税で成り立っています。
財政面で言えば、30年後は絶望的です。
ジム・ロジャーズはこう言います
「10歳の日本人なら、日本を出て他国へ移住する」と。
かなり、日本の未来に対しては厳しい見方をしています。
50年後消滅することもあり得る、といいます。
北朝鮮・韓国・中国の未来については繁栄をすると考えています。
日本の一人負けです。
日本に対しては厳しい評価をしていますが、
それは外部から見た客観的な評価なのではないでしょうか。
そこで、自分ならどう動き、家族を守るかを考えないといけないと思いました。