「コラム⑬ 小説を読む理由 前編」で、小説を読むことが苦手な理由を書きました。
小説を読む時はどんな時かなと振り返ってみました。
① 自己啓発本やビジネス書をたくさん読んで疲れた時
② 現実逃避をしたい時
③ 医者ものが出版された時
④ 人から勧められた時
⑤ 興味がある分野(医学・旅・冒険・お金)の古典や文学を知った時
です。
分かりやすくするために小説以外の分野を非小説とします。
非小説を読んでいるときは、自分を上に成長させるために
本を読んでいるイメージです。
小説を読んでいるときは、上に成長させるというよりもむしろ
横に成長させ、自分をより深く理解するために読んでいるイメージです。
自分ならどう行動するだろうか?
自分ならこのように行動できるのだろうか?
このように行動したら失敗してしまうのか!
人の心はこのように動くのか!
自分みたいな人間がいる!
このような事が考えながら読んでいます。
もう一つ、小説を読み、とても役にたつ事があります。
それは、まったく知らない世界や言葉を知ることができるという事です。
普段なら意識しない言葉がコロンと出てきます。
例えば、ファッション用語であったり、法律用語であったり、経済用語であったり。
自分の生きている世界とは違う世界を体験している感覚です。
時空を超えることができ、人類が生み出した最高の遊び道具とも言えます。
最後、とても大げさな表現になってしましました・・・。
作者の思考と読者の思考が小説を通して交わります。
立ち止まって自分を見つめるため
時空を超えて作者と対話をするため
新しい世界を体験したいため に小説を読んでいるようです。