漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

コラム⑭ 小説を読む理由 後編

「コラム⑬ 小説を読む理由 前編」で、小説を読むことが苦手な理由を書きました。

 

medkann.hatenablog.com

 

小説を読む時はどんな時かなと振り返ってみました。

 

① 自己啓発本やビジネス書をたくさん読んで疲れた時

② 現実逃避をしたい時 

③ 医者ものが出版された時

④ 人から勧められた時

⑤ 興味がある分野(医学・旅・冒険・お金)の古典や文学を知った時

 

です。

 

分かりやすくするために小説以外の分野を非小説とします。

 

非小説を読んでいるときは、自分を上に成長させるために

本を読んでいるイメージです。

 

小説を読んでいるときは、上に成長させるというよりもむしろ

横に成長させ、自分をより深く理解するために読んでいるイメージです。

 

自分ならどう行動するだろうか?

自分ならこのように行動できるのだろうか?

このように行動したら失敗してしまうのか!

人の心はこのように動くのか!

自分みたいな人間がいる!

 

このような事が考えながら読んでいます。

 

もう一つ、小説を読み、とても役にたつ事があります。

それは、まったく知らない世界や言葉を知ることができるという事です。

 

普段なら意識しない言葉がコロンと出てきます。

例えば、ファッション用語であったり、法律用語であったり、経済用語であったり。

 

 

自分の生きている世界とは違う世界を体験している感覚です。

時空を超えることができ、人類が生み出した最高の遊び道具とも言えます。

 

最後、とても大げさな表現になってしましました・・・。

 

作者の思考と読者の思考が小説を通して交わります。

 

立ち止まって自分を見つめるため

時空を超えて作者と対話をするため

新しい世界を体験したいため に小説を読んでいるようです。