55冊目は佐々木淳先生編集 「在宅医療カレッジ」です。
佐々木淳先生は一度鳥取で講演を開いてくれ、お話をさせていただいた事があります。
2015年に在宅医療カレッジを始められました。
キャンパスはweb上にあります。
勉強会を開きそれをweb上にupし、全国で共有する。
その一部を文字起こしし、出版されました。
キーワードは「気づき」です。
そのきっかけを作るという事が目的です。
こんな所はおかしいのではないか?
ここをこうしたらもっと良くなるのではないか?
こういった考え方もあるのではないか?
常識といわれているが、本当にそうであろうか?
様々な考えが普段の仕事で出てくると思います。
多様な価値観を知り、お互い尊重しながら一緒に前に進む。
その様な場(プラットフォーム)を提供している様です。
特に介護の問題については、学びとなりました。
現状では医師、看護師、介護士の間にはヒエラルキーがあります。
心が勝手に作っています。
問題は医師の指示がないと動けないという事です。
それは責任の所在をはっきりするという目的があります。
このシステムと考え方が間違っていると思いました。
治療や診断に対する責任は医師にあります。
同じように看護の責任は看護師に
介護士の責任は介護士が持つようにしないと、新しい事や創造的な事ができません。
上下関係では多職種連携はできません。
看護の事は看護師に聞き
介護の事は介護士に聞くという当たり前の事が出来るようになると一気に介護現場は変わると思います。