漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

アーユルヴェーダの知恵

32冊目は高橋和巳さん著、講談社現代新書出版、「アーユルヴェーダの知恵」です。

 

 

ブックオフにぶらっと入り買いました。108円です。

ブックオフで本を探すのも好きです。

「厳選された古本屋」であり、この本は1995年出版の新書ですが2018年に出版されたといわれてもなんの不思議もないくらい普遍的な事が書いてあると思います。

 

アーユルヴェーダの最盛期は紀元前8世紀から紀元後10世紀です。

ギリシア医学や中国医学に影響を及ぼしたといわれています。

 

一言でいえば「人体の自然治癒力を引き出す医学」と言えます。

また「精神(意識)に注目する医学」でもあります。

 

対比して考えたいのが現代西洋医学です。私はこちらで教育を受けました。

現代西洋医学の考えは

「病気を治療する」

「その技術は人間が作り出している」 です。

 

アーユルヴェーダは形を変え、民間療法として私たちの身の回りに存在しています。

ポイントは精神を整え、消化機能を整え、排せつ機能を整えるという事に尽きると思います。

 

食べ過ぎ、アルコール依存、喫煙といった問題も解決できるでしょう。

 

人の性質にはヴァータ・ピッタ・カパの3つがあります。自分がどのタイプで、どういった傾向(身体的特徴・精神的特徴・生活特徴・好みの感覚)があるかをまずは認識することが重要です。

 

内容は108円以上で、すぐにでも実践できる事もあります。読後、心がきれいになった感覚になりました。