「簡潔で心揺さぶる文章作法」です。
読書ブログを始めて3か月が経ちました。
文章を書くことは一つの作品を作る事と一緒だと思います。
作品を美しくする方法を知りたいと思い手に取りました。
ソポクレス「オイディプス王」の回で解説をされていました。
渋いおっさんというイメージで、かっこいいなと直観で思いました。
本書で言いたいことは
「短く、美しく表現し、ちょっと謎を残す」ではないかと読み解きました。
具体的な方法が書いてあるわけではないです。
夏目漱石や川端康成、太宰治、谷崎潤一郎、芥川龍之介など文学者の小説作法を解説しています。
また哲学者の視点からニーチェを上げています。
回りくどい説明が多い哲学者の中で、ニーチェは短文ツイート方式を取りました。
有名な言葉に「神は死んだ」があるでしょう。
また
「事実というのは存在しない。あるのは解釈だけである。」 とか。
この言葉を聞き思い出したのが仏典にでてくる「空」という言葉です。
同じことを言っています。ニーチェと釈迦が繋がりました。
こちらはさらに短く一文字です。仏典は究極の短文ツイートではないでしょうか。