漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

簡潔で心揺さぶる文章作法

29冊目は島田雅彦著、KADOKAWA出版

「簡潔で心揺さぶる文章作法」です。

 

 

読書ブログを始めて3か月が経ちました。

文章を書くことは一つの作品を作る事と一緒だと思います。

作品を美しくする方法を知りたいと思い手に取りました。

 

島田雅彦さんはNHKの「100分で名著」という番組で

ソポクレス「オイディプス王」の回で解説をされていました。

渋いおっさんというイメージで、かっこいいなと直観で思いました。

 

本書で言いたいことは

「短く、美しく表現し、ちょっと謎を残す」ではないかと読み解きました。

具体的な方法が書いてあるわけではないです。

 

夏目漱石川端康成太宰治谷崎潤一郎芥川龍之介など文学者の小説作法を解説しています。

 

また哲学者の視点からニーチェを上げています。

回りくどい説明が多い哲学者の中で、ニーチェは短文ツイート方式を取りました。

有名な言葉に「神は死んだ」があるでしょう。

また

「事実というのは存在しない。あるのは解釈だけである。」 とか。

 

この言葉を聞き思い出したのが仏典にでてくる「空」という言葉です。

同じことを言っています。ニーチェと釈迦が繋がりました。

 

こちらはさらに短く一文字です。仏典は究極の短文ツイートではないでしょうか。

 

このように、小説家、文学者、哲学者、俳人歌人の例を挙げながら文章を書く神髄を解説してくれます。