漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

15冊目はサンキュータツオさんの「もっとヘンな論文」です。

 

もっとヘンな論文

もっとヘンな論文

 

 

2回目の登場です。

 

論文に対するツッコミがさらに美しくなっています。

論文愛を感じます。

 

今回は卒業論文まで手をだしています。

 

研究は「ぜいたくな時間の使い方」とか、「大人が本気で遊ぶ」など金言もちりばめられています。

 

論文を読み込む事は時間がかかるのに、それをわかりやすく、さらにおもしろく、最終的には読者にその素晴らしさを伝えるって、ものすごい能力だと思います。

 

研究・論文は堅いイメージがあります。しかし、本当は人間の好奇心が爆発した結果なのだと感じます。そして、誰かに伝えたいという欲(地位や名誉、金銭的見返りとは関係ない良い意味で)が形になったものなのだと思います。

 

個人的には「競艇場のユルサについて」という論文が好きでした。競艇場に行ってみたくなったのです。そして現代社会における競艇場の役割について論じています。

 

この本は社会的影響が大きいと思います。なぜか。研究の本来の意味を教えてくれるからです。そして、学者や大学関係者でなくてもだれでもできるということです。

 

サンキュー!タツオ。