3冊目は春間豪太郎さんの「行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000㎞歩いた男の冒険」です。
-リアルRPG譚- 行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険
- 作者: 春間豪太郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2018/03/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
1990年生まれ、28歳の冒険家です。
表紙がインパクトあります。リアル・桃太郎です。
モロッコの冒険記なんて読んだことなくそれだけでも魅力的なのに、
仲間がロバと犬と鳥と鶏、そして猫。桃太郎よりも多いです。
何のために?など愚問です。
モロッコを旅する1年前にエジプトをラクダで旅をしたり、ヴェドウィン族と一緒に生活したりしています。それだけでも一冊の本になりそうなのに、あくまでモロッコ旅のプロローグ的扱いです。
動物に対してとにかく優しい。行動の基準が動物中心であり、動物のためならお金も時間も惜しまない。行動が制限されるのにわざわざ動物と旅をする春間さん。そこが他にはない魅力を醸し出しています。
桃太郎も一人で鬼退治に行っていたら、あそこまで有名にはならなかったと思います。
シェルパ斎藤さんのような旅エッセイ風であり、スラスラと読めます。
早く次の作品を読みたいですね。