漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000㎞歩いた男の冒険

3冊目は春間豪太郎さんの「行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000㎞歩いた男の冒険」です。

 

 

1990年生まれ、28歳の冒険家です。

表紙がインパクトあります。リアル・桃太郎です。

 

ロッコの冒険記なんて読んだことなくそれだけでも魅力的なのに、

仲間がロバと犬と鳥と鶏、そして猫。桃太郎よりも多いです。

 

何のために?など愚問です。

 

ロッコを旅する1年前にエジプトをラクダで旅をしたり、ヴェドウィン族と一緒に生活したりしています。それだけでも一冊の本になりそうなのに、あくまでモロッコ旅のプロローグ的扱いです。

 

動物に対してとにかく優しい。行動の基準が動物中心であり、動物のためならお金も時間も惜しまない。行動が制限されるのにわざわざ動物と旅をする春間さん。そこが他にはない魅力を醸し出しています。

 

桃太郎も一人で鬼退治に行っていたら、あそこまで有名にはならなかったと思います。

 

シェルパ斎藤さんのような旅エッセイ風であり、スラスラと読めます。

早く次の作品を読みたいですね。