2冊目は高野秀行さんの「西南シルクロードは密林に消える」です。
辺境ノンフィクション作家、高野さんがやってくれました。
中国四川省の成都からビルマ北側を通りインドのカルカッタまでの旅の記録です。
ビルマもインドも密入国です。最後、カルカッタで日本へ強制送還されます。
決行されたのは2002年で、日韓ワールドカップが開催された時です。日本人がベッカムに浮かれていた時に、高野さんはビルマのジャングルの中にいました。
36歳です。
フリーランスのライターですが、芽が出ずうつうつとしています。
一発逆転を狙い、旅を決行します。森清さんというカメラマンを口説き、半分同行します。
常に想像を超える出来事がおき、ワクワクが止まりません。
読後は自分も「やってやったぞ」と思えるくらい興奮しました。